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原発避難で別居の家族 団らん楽しむ12月22日 22時12分
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原発事故の影響で県外に避難する妻や子どもと離れて暮らしている人たちに、クリスマスを一緒に過ごしてもらう催しが福島県南会津町で行われ、参加した家族が一家団らんのひとときを楽しみました。
この催しは福島大学に設けられた学生たちで作る「災害ボランティアセンター」が企画しました。
3日間の日程の催しには、原発事故の影響で妻や子どもを首都圏に避難させるなどして離れて暮らしている人たちの家族26組111人が集まりました。
初日の22日は、参加した家族は宿泊先にもなっている南会津町のホテルに到着したあと、そば打ちを体験しました。
子どもたちは地元のそばの愛好家の指導を受けながら、真剣な表情でそばの生地をのばしたり包丁で細く切ったりしました。
そして、ゆで上がったそばをおいしそうに味わうなど、一家団らんのひとときを楽しんでいました。埼玉県に避難している妻と娘と参加した父親は「なかなかみんなで会えないので、とても貴重な時間でうれしいです。大自然の中で子どもたちとゆっくり過ごしたいと思います」と話していました。
企画したボランティアセンターのメンバー、福島大学3年生の安達拓哉さんは「一緒に過ごすことで家族の絆を感じてもらえればいいと思います」と話していました。参加した家族は24日まで滞在し、スキーやクリスマスケーキ作りなどを楽しむことになっています。
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