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インフルエンザ 全国流行入り
12月21日 14時19分

インフルエンザ 全国流行入り
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インフルエンザの患者が九州や関東地方などで増え、国立感染症研究所は21日、インフルエンザは全国的な流行に入ったと発表しました。
流行は今後さらに拡大する見通しだということです。

国立感染症研究所によりますと今月16日までの1週間に、全国のおよそ5000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は、前の週の2倍の5789人で、九州や関東地方などを中心に8週連続の増加となりました。
1つの医療機関当たりの患者の数は1.17人と、流行の目安とされる「1」を超え、国立感染症研究所は21日、インフルエンザは全国的な流行に入ったと発表しました。
都道府県別では、佐賀県が8.11人、群馬県が6.87人などとなっていて、千葉県と大分県、それに長崎県を加えた5つの県では、今後4週間以内に大きな流行となるおそれがある「注意報レベル」を超える地域も出ています。
ことし9月以降に検出されたウイルスは、高齢者で重症化しやすいとされるA香港型が82%を占め、3年前に「新型インフルエンザ」として流行したウイルスは7%にとどまっているということです。
国立感染症研究所の安井良則主任研究官は「流行は今後、さらに拡大し、学校の冬休みが終わる1月中旬以降、全国で本格化する見通しだ。せっけんを使って水を流しながら手を洗うとともに、今からでもワクチンを接種するなど予防に努めてほしい」と話しています。

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