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犯罪口座資金を学生の奨学金に12月22日 4時11分
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政府は、振り込め詐欺などの犯罪に使われた銀行口座に残された資金の使いみちについて、親が犯罪の被害に遭った学生の奨学金として、高校生には毎月5万円、大学生には8万円を上限に無利子での貸し出しを始めました。
問い合わせ先の日本財団の電話番号は、03-6229-5111で、平日午前9時から午後6時まで受け付けています。
振り込め詐欺などの犯罪に使われた銀行口座に残っている資金は、被害者が申し出た場合、返金されることになっていますが、実際には申し出がないことが多く、ことし3月末時点の残高は48億円に上っています。
この使いみちについて、政府は、親が犯罪の被害に遭い、経済的に厳しい状況に陥っている学生に、奨学金として無利子での貸し出しを始めました。
毎月の奨学金は、高校生が国立と公立高校で3万円、私立高校で5万円、また、大学生は8万円、大学院生は10万円が上限で、返済期限は最長で30年です。
申し込みは来年1月末までで、政府から奨学金の貸し出し事業を請け負う公益財団法人の「日本財団」が受け付けます。
政府は、こうした資金を、犯罪の被害を受けた人の自立を支援する事業などにも活用することにしています。
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