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環境相 福島県知事と“緊密に”
12月27日 18時34分

新たに就任した石原環境大臣は27日、福島県の佐藤知事と会談し、放射性物質を取り除く除染や中間貯蔵施設の建設を巡り、県と緊密に意見交換しながら取り組んでいきたいという考えを示しました。

第2次安倍内閣で新たに就任した石原環境大臣は、27日午後、就任後初めて福島県庁を訪れ、佐藤知事と会談しました。
この中で、石原大臣は「中間貯蔵施設の建設などきたんのない意見交換をして、1日も早く県民の皆様方の安心と安全を取り戻すため国を挙げて取り組んでいきたい」と述べ、原発事故によるさまざまな課題に県と協力しながら取り組んでいく考えを示しました。
これに対し、佐藤知事は「早速、訪問されたことは心強く、感謝する。県民の気持ちや地域の特徴を理解してもらうことが大事で、福島県人になりきって原子力災害の対策に当たっていただきたい」と要望しました。
会談のあと石原大臣は、中間貯蔵施設の建設に向けた現地調査の開始時期について、「地元の理解や信頼関係がなければ物事は先に進まないので、いつまでにというのを今、申し上げる材料はない」と述べました。
そのうえで、「信頼関係がいちばんだと知事に言われた。これまでは野党だったが、今度は行政権を行使できるので、チームとしてしっかり取り組んでいきたい」と述べ、年明け、双葉郡の町村長らとも面会したいという意向を示しました。

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