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千葉 焼却灰保管施設に搬入開始へ12月21日 8時31分
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千葉県は、北西部の自治体で処分できなくなっている放射性物質を含む大量のごみの焼却灰を、県有地に設けた一時保管のための施設に21日から搬入します。
千葉県の北西部にある柏市や松戸市などでは、放射性物質を含むごみの焼却灰が増え続け、ことし10月末の時点で埋め立て処分できない濃度の焼却灰が合わせて4000トン余りに上っています。
千葉県は、こうした焼却灰を一時保管するため、我孫子市と印西市にまたがる県の下水道終末処理場の敷地に新たに仮の保管施設を設置し、21日から焼却灰の搬入を始めます。
千葉県によりますと、焼却灰は耐久性のある容器に入れられたうえで保管施設に納められます。
また、保管施設の周囲に土のうなどを設けて放射線を遮るほか、施設の内部や周辺で毎日、放射線量を測定するということです。
こうした焼却灰の搬入に対し、印西市の住民から内部被ばくを心配する声が寄せられ、千葉県は、専用の装置を使って印西市の住民の内部被ばくの検査を行うことにしています。
また、我孫子市の住民グループは今月、国の公害等調整委員会に焼却灰の最終処分場を国が確保するまでは搬入しないよう求めるなど、地元から不安や反発の声が相次いでいます。
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