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焼却灰搬入で反対住民が抗議12月21日 12時15分
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千葉県は、県内のごみ処理場から出た放射性物質を含む焼却灰を我孫子市と印西市にまたがる一時保管施設に搬入する作業を21日から始めました。
施設の前には、これに反対する地元の市民が抗議行動を続け、搬入ができない状態が続いています。
千葉県の北西部にある松戸市や柏市などにあるごみ処理場からは、放射性物質を含む焼却灰が増え続け、千葉県は、埋め立て処分ができる国の目安の1キログラム当たり8000ベクレルを超える灰を、我孫子市と印西市にまたがる県有地に一時保管する計画を立てています。
千葉県は21日、この施設に焼却灰を搬入する作業を始め、松戸市のごみ処理場では、およそ3トンの焼却灰が重機を使ってトラックに積み込まれました。
そしてトラックの周辺の放射線量を測定し、安全性を確認したうえで出発しました。
焼却灰を積んだトラックは午前11時すぎ、一時保管施設の入り口付近に到着しました。
しかし搬入に反対する地元の住民などおよそ50人が抗議行動を続け、トラックが入れない状況が続いています。
この施設にはおよそ2500トンの焼却灰が一時保管される計画ですが、住民グループは、最終処分場が確保されるまでは灰を搬入しないことを求めて、国の公害等調整委員会に調停を申請しています。
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