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中間貯蔵施設 計画遅れる公算12月21日 18時58分
除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設について環境省は、来年3月末までに建設場所を決める計画でしたが、候補地の現地調査を行う業者の選定や調査に時間がかかるため、計画が遅れる見通しとなりました。
福島県の中間貯蔵施設を巡り環境省は、建設候補地として示した大熊町、双葉町、楢葉町での現地調査を要請していて、先月28日、福島県や関係する自治体が調査の受け入れを決めました。
これを受けて環境省は、候補地の地質や周囲の環境に与える影響などの現地調査を行う業者の募集を21日から始め、来月下旬から来年2月上旬をめどに選定することになりました。
環境省が去年10月に出した工程表では、来年3月末までに建設場所を決める計画でしたが、業者の選定が終わったあと現地調査に数か月程度かかるため、建設場所の決定の計画が遅れる見通しとなりました。
現地調査の受け入れについては、受け入れが決まったあと、一部の自治体や住民の間から反対する意見が出ていて、環境省は「今後も引き続き地元への丁寧な説明を継続していきたい」と話しています。
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