おもちゃ売り場でひっくり返って「イヤだ!イヤだ!」と泣き叫んだり、雨も降っていないのに「長靴をはいて出かけたい!」なんて駄々をこねたり。2~3歳くらいの子どもには、こうした態度や行為がみられることがあります。これを第一次反抗期と呼びます。一見するとこれらは、単なる「わがまま」のように受け取れます。実際、親にしてみたら、イライラしたりもするでしょう。しかし、子どもはわざと親を困らせようとしているのではありません。第一次反抗期は「なんでも自分でやってみたい!」という気持ちの高まり、つまり、自我の芽生えと深い関係があります。ただし、この時期の子どもは、自分の意志や思いをまだうまくコントロールできないのです。子どもの行動の意味を読み取っていく。保育・幼児教育の現場で、必要となるスキルの一つです。
| まずは自分が楽しんでみること。でないと子どもは楽しめませんよね |
「本を読む力や自分で考える力。4年制大学で学ぶメリットを感じながら学び、現場で発揮してください」
「これからの保育・幼児教育の現場では、いろんな相談にのれることが重要です。そのためには専門知識・技術のほかに、幅広い教養を身につけていると臨機応変に対応できます」。そう語る荒牧先生の授業は、核家族化など現代の幼児を取りまく環境に焦点をあてた授業を中心に展開。先生との意見交換や、クラスメイトとのディスカッションを通し、幅の広い知識・考え方を得られることも魅力的だ。4年間で習得した自分で考える力、考えをまとめる力が、将来の現場で必ず役に立つ。5年後、10年後を見据えた教育が学生の能力を高めている。
| 現場でも大切となる「人とのコミュニケーション」。創造力、問題発見・解決能力を養う授業スタイルです |