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仮設住宅への支援(生活家電セットなど)
安心して新しい生活を始めていただくために
11/12/14
被災された方々が、仮設住宅での生活を始めるにあたって、当面の衣食住に必要な生活家電セットをお届けしています。家電セットは、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、テレビ、電子レンジ、電気ポットの6点からなり、これらは全て仮設住宅の入居者に寄贈されます。
被災地では、長引く避難所生活によって体調を崩される方もあり、各自治体では応急仮設住宅の建設や手配を急ピッチで進めています。一方で、大部分の仮設住宅には生活に必要な備品がなく、これらを個人で購入するには、経済的な負担のみならず、津波で店舗やトラックも被害を受けていることから、非常に困難な環境にあります。
そこで、日本赤十字社では、被災各県からの要望に基づいて、仮設住宅に入居される方々に家電を提供して、安心して生活再建の第一歩をスタートしていただけるよう、支援を行うことになりました。配送から、設置までをすべて日本赤十字社が行い、各戸一軒ずつお伺いしてお届けしています。
対象となるのは、県から支援の要望があった青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、長野県の8県で、自治体が建設するプレハブの応急仮設住宅や、同様に活用される公営住宅、民間賃貸住宅などに入居される約13万世帯です。
・現在の配付状況(12月14日現在)
岩手県 18,691世帯
宮城県 46,819世帯
福島県 56,270世帯
その他 1,676世帯
合計 123,456世帯
注:計画値であるため、実績値とは異なります。
また、仮設住宅の集会所への備品の整備や、町と仮設住宅を結ぶコミュニティ・バスの支援も行っています。
岩手県陸前高田市(c)Nobuyuki Kobayashi
・たくさんの「ありがとう」が届いています!
岩手県の方「ご支援をありがとうございます。ここから生活再建の第一歩を踏み出そうと思います」
宮城県の方「震災では幸いケガはありませんでしたが、住宅が全壊しました。先日、家電をいただきました。これからも大事に長く使いたいと思います」
福島県の方「原発の20キロ圏内から避難しています。家電品をいただけて大変助かりました。被災者を代表して、お礼を言わせてもらいます!」
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