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日本未来の党の代表を兼務する滋賀県の嘉田知事に対し、兼務の解消を求める決議案が県議会で賛成多数で可決されました。

「二足のわらじ」を続ける嘉田知事に対して兼職の解消を求める決議案は、きょう午後、滋賀県議会で賛成多数で可決されました。決議では、「滋賀県民１４１万人のあすを預かる知事として、兼務はあまりにも異常な事態」と知事の政治姿勢を批判しています。嘉田知事は、「ともかく定例の仕事を先に終わらせてください」と話しました。可決された決議に拘束力はありませんが、嘉田知事は、兼務を続ける意向を示していて、今後の県政運営への影響が懸念されています。一方、未来の党も混乱しています。嘉田知事は、社民党出身の阿部知子副代表を共同代表に昇格させる人事案を提案しましたが、小沢一郎氏に近い「国民の生活が第一」出身の議員らが反発。党内のあつれきが深まっています。阿部知子議員は、「成田離婚。私たちは未来の党で、もう１つは過去の党かと言って怒られた。ちょっと後ろ向きだと思います」と話しました。また、亀井静香議員は離党の意向を示しました。亀井議員は、「きょう中に離党します」「今の党の状況では日本を立て直していく、未来を作っていく状況が作れない」と話しました。結党からわずか１ヵ月。日本未来の党は、早くも分裂の危機に陥っています。