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2011-06-05

公共哲学とは何か / 山脇直司

ありとあらゆる思想のいいとこどりをすれば最強の思想ができるんじゃね? と思ったことがありますが本書はまさにそんな感じです。そうした思想はたしかに欠点らしい欠点も無く、防御力という点では非常に優秀なのですが、それを使って何か面白いことができるかと言うと、まったく役に立ちません。格別間違ったことを言っているわけでもなく、その方向性の正しさは誰もが認めるところだと思うのですが、僕たちがそんなお上品な存在だったら世界はこんなに混沌としてないよね、と思うのです。むしろハイエクのように穴だらけだけど攻撃力抜群みたいな思想の方が、現実を咀嚼するのに有用だと思います。社会思想史としてはそこそこ。アリストテレスからヘーゲル横井小楠南原繁など幅広く紹介されてます。

山脇直司山脇直司 2011/06/05 23:25 私自身はこの本が貴方の言うように「無害ないいとこどりの本」とは全く思っておりませんので、どうぞtwitterハンドルネームnaoshiyへお越し下さい。そこで言だし高いのありかたのついて激しく論争しましょう。

山脇直司山脇直司 2011/06/05 23:31 後半部分が意味不明の入力ミスになってしまったので、再投稿。「そこで現代社会のあり方について激しく論争しましょう。」です。

daen0_0daen0_0 2011/06/05 23:36 コメントありがとうございました。実は先生の「グローカル公共哲学」も拝読しておりまして、それもふまえてもう少し具体的な意見を述べたいと思います。近日中にそちらの書評をアップしますので、そのときはリプライ送ります。論争、よろしくお願いします。

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