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青森・大間原発立地3町村 “原子力推進”足並みそろわず

 青森県大間町と風間浦村、佐井村は25日、各町村議会で原発特別委員会を開き、3町村で構成する「大間原発三ケ町村協議会」として来年1月、国に原子力政策の推進を求める陳情をすることについて審議した。大間町議会は同意したが、佐井と風間浦両村議会は「避難道整備が先だ」との声が出て、結論は持ち越された。
 大間町議会では金沢満春町長が「経済産業省などに大間原発の計画通りの運転と原子力政策の継続を求めたい」などと説明。委員から異論はなく、同意された。
 一方、主要道が津軽海峡沿いの国道一つしかなく、避難道整備が最重要課題となっている風間浦村の議会特別委は「まず避難道整備を求めるべきだ」と意見集約した。
 山間部の県道が冬季に通行不能になる佐井村では、原子力政策推進に関しては異論はなかったが「県が進めている道路整備計画では有事の際に不安だ」「幹線道路の整備を3町村で要望するべきだ」などの意見が相次ぎ、陳情書に避難道整備を盛り込むことを大間町に求めた。


2012年12月26日水曜日


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