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2012年12月26日19時40分

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耐久性アップ「はやぶさ2」公開 14年にも打ち上げへ

写真:試験的に組み立てられた「はやぶさ2」。重さははやぶさより90キロ重い約600キロ。側面の太陽電池パネルは宇宙で展開する=26日、相模原市の宇宙航空研究開発機構拡大試験的に組み立てられた「はやぶさ2」。重さははやぶさより90キロ重い約600キロ。側面の太陽電池パネルは宇宙で展開する=26日、相模原市の宇宙航空研究開発機構

 【田中誠士】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、世界で初めて小惑星から微粒子を持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継機となる、「はやぶさ2」の機体を公開した。はやぶさとほぼ同じ大きさの機体には、先代の60億キロに及ぶ宇宙の旅の教訓をもとに改良された様々な新技術が追加された。2014年にも打ち上げられる予定だ。

 はやぶさ2の目的地は小惑星「1999JU3」。はやぶさが着陸した「イトカワ」と同じように岩石でできているが、水や有機物が存在する可能性が高いとされる。

 ここに、火薬で加速した銅板を落として人工的にクレーターを作る。太陽光や太陽風にさらされず、保存状態のよい地下の砂を採取して地球に持ち帰る。水や有機物が見つかれば、生命の起源に迫れる。

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