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「はやぶさ2」機体の一部を公開
12月26日 19時33分

「はやぶさ2」機体の一部を公開
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日本の小惑星探査機「はやぶさ」の後継機として、2年後の打ち上げが計画される「はやぶさ2」の機体の一部が完成し、26日、報道関係者に公開されました。

「はやぶさ2」は、はやぶさが着陸した「イトカワ」とは異なる水や有機物を含むタイプの小惑星から、石や砂を地球に持ち帰り、宇宙の生命の謎に迫る計画です。
2年後の2014年12月の打ち上げを目指して計画が進められ、本格的な試験が年明けから始まるのを前に、26日、神奈川県相模原市のJAXA=宇宙航空研究開発機構の施設で機体の一部が公開されました。
公開されたのは、高さが1メートル25センチある箱形の探査機本体と、その側面に取り付けられた太陽電池パネル、それに小惑星に着陸した際に石や砂を採取する「サンプラーホーン」と呼ばれる筒状の装置です。
JAXAでは、これから1年間余りかけて試験を進める予定で、数々のトラブルに見舞われた「はやぶさ」の教訓が設計に適切に生かされているか、確認することにしています。
「はやぶさ2」の國中均プロジェクトマネージャは、「試験で見つかるトラブルを確実に解決して、万全の状態で2年後の打ち上げを迎えたい」と話しています。

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