衆院選でたくさんの落選議員が出たことで、東京・永田町の議員会館は引っ越し作業で大忙し。新しい議員のために事務所を明け渡さないといけないのだ。“一国一城の主”ともいわれる国会議員が落城の日を迎え、地味な片付けに追われる。無所属で菅直人前首相(66)と戦った横粂勝仁氏(31)は「1000万円以上の借金を抱えています」と生活苦を訴えた。
衆院第二議員会館909号室では横粂氏が引っ越し作業に精を出していた。「今日はたくさんテレビ取材があります。最後の“華”ってやつですね」と、名残惜しそうに語る。
机の引き出しを開ければ、いつのだか分からない洗面用具が出てくる。ボロボロになった民主党時代のタスキには「除籍になったとはいえ捨てられないですね。当時の思いがこもっていますから」。
年収が約3000万円といわれる国会議員だが、横粂氏に貯金はない。「銀行に500万、親族に400万で借金は1000万円くらい。カードローンも限度額までやっているので、それ以上かも。供託金の300万円は返ってくるので、ウグイス嬢とか選挙中の費用はそれでなんとか。結局、選挙前にお金がかかる。ビラの全戸ポスティングに100万円くらいかかるんですよ」
弁護士資格はあるが、「片手間にできるものじゃない。だから生活は厳しいですね。ポリティカルフリーターと自称しているんです。家庭教師とか塾講師もいい。マクドナルドもありですね」とフリーター生活に突入する。
実は横粂氏は大手芸能事務所と契約を結んでいる。「タレントにはなりませんが、現役時代に断っていたクイズ番組は興味があります。(東大出身なので)『できて当たり前』と思われているので、クイズを間違えたら命取りになってしまう。オチに使われないよう、1か月くらいクイズ対策をしたい」。ちなみに断ったのは「Qさま!!」(テレビ朝日系)だという。
今後も東京18区を地盤に政界復帰を目指すというが、借金返済のめどは立っていない。
カムイ
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