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地方
試験焼却用震災がれき 新潟市が当面保管
2012.12.4 21:10
新潟市は3日、住民らの反対で試験焼却が中止になり、岩手県に返送予定だった震災がれきを信濃川浄水場に移動した。当面保管する方針。被災地への心理的影響を配慮した。
篠田昭市長は4日の会見で「一番申し訳ないのは大槌町の方なので、新潟市が保管する」と説明。震災がれき受け入れに引き続き協力する意向を示した。基準を超えて水銀などが検出された問題で専門家を交えて説明会を開き、来年3月末までに住民アンケートを実施するなど、事態打開を急ぐ考えだ。
震災がれきはコンテナ6台分の木質系チップ約21トン。市は4日、コンテナから大型土(ど)嚢(のう)袋に移し保管する予定だったが、悪天などで中止。住民らが岩手側に返送を求めて浄水場に立ち入ったが、警察官により強制排除した。
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