安倍新首相、「全閣僚が復興大臣として心がけよ」と指示
閣僚内定者が安倍新首相から受けた指示の内容が明らかになった。
安倍新首相は、閣僚内定者に2枚の指示書を渡し、1枚は全閣僚共通のもの、そしてもう1枚は各閣僚個別のものを渡したという。
文部科学相に決まっている下村博文氏に対しては、「いじめは絶対に許されない。子どもを被害者にも加害者にも、傍観者にもさせないように」という指示を出したという。
そして、沖縄北方担当相に内定している山本一太氏は、「安倍政権が失敗するということは、日本が失敗することだ」と強調していて、「今回、背水の陣で臨む安倍内閣になる」ということを述べていた。
拉致担当相に決まっている古屋圭司氏は、記者団の取材に対して、長年拉致問題に取り組んできたことを強調したうえで、「緊密な連携を取りながら、解決を目指していく」と決意を強調した。
そして、福島県出身で少子化担当相に内定している森 雅子議員は、安倍新首相から「全閣僚が復興大臣として心がけよ」と指示を受けたと明かし、非常に感銘を受けたと述べている。
安倍新首相の記者会見は、午後9時半ごろになる見通しで、この記者会見の席で、経済再生・外交・憲法問題などについて、どのようにビジョンを語るのか注目される。