劇団紹介
劇団ノルテの沿革史
この劇団は1973年(昭和48年)6月に発足した。
第1回公演は、松島 トモ子主演、小山田 宗徳(故人)助演の
ミュージカル「リル・ティチャー」という作品だった。
以降公演回数は64回を重ねて今日に至っている。
劇団は第3回公演「加害者」あたりから、やや方向転換した。
プロのスターやタレントの出演を減らして、
若い無名の人達を養成する劇団に変わっていった。
プロ志向の俳優の卵達の養成劇団に徹して公演を重ねていった。
劇団ノルテで上演する作品の全ては、主宰者 垣 葵の作・演出で統一されている。
劇団としての対外宣伝は一切行なわず、「俳優養成」だけを目的に歩み続けたが、
平成年間に入り、対外的な活動も始めるようになっていく。
要請を受けてチャリティー公演も行うし、ボランティア活動もやるし、
都市の要請で公演も行なうようになった。これはここ数年のことである。
最近の公演はミュージカル作品が多く、手作りのミュージカルは子供向きの作品も含め、好評を博している。
垣 葵 Mamoru Takagaki
北海道大学在学中よりNHK札幌放送劇団に声優としてラジオ出演。
台本執筆も手がけた。1951年帰京。1953年(昭和28年)
NHKの芸術祭参加懸賞放送劇「底流」で第1席入選。以後、ラジオ、
テレビ、舞台のシナリオ作家として活動。
8〜9年と続く連続ドラマなども執筆した。
<代表作>
「一丁目一番地」 (NHK・ラジオ) 主演:黒柳 徹子
「パパいってらっしゃい」 (TBS・ラジオ) 主演:中村 メイコ
「ホームラン教室」 (NHK・TV) 主演:牟田 悌三
「怪傑黒頭巾」 (NTV) 主演:松島 トモ子
「高丸菊丸」 (文化放送) 主演:滝口 順平
「夕焼け天使」 (TBS・TV) 主演:楠 トシエ