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処分場撤回求め国会周辺でデモ12月20日 20時17分
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放射性物質を含む焼却灰などを埋める最終処分場の候補地とされた栃木県矢板市と茨城県高萩市の市民およそ500人が、20日、東京に集まり、国会の周辺で計画の白紙撤回を訴えるデモ行進をしました。
国は放射性物質の濃度が1キログラム当たり8000ベクレルを超える焼却灰や汚泥などの最終処分場の候補地として、栃木県矢板市と茨城県高萩市の国有林を提示しています。
20日、2つの市の市民グループが計画の白紙撤回を求めるため東京で反対集会を開き、会場の日比谷公園にはおよそ500人が集まりました。
集会には矢板市の遠藤忠市長と高萩市の草間吉夫市長も参加し、遠藤市長は「稚拙な環境省の候補地の選定のやりかたは認めるわけにいかない」と呼びかけました。
このあと、参加者は「豊かな自然を守るぞ」などと声を上げながら、国会の周辺をデモ行進をしました。コースの途中では環境省や自民党本部を訪れ、「候補地選定に断固反対し、白紙撤回を勝ち取るまで闘う」とする決議文を提出し候補地の見直しを求めました。
デモ行進のあと、「矢板市民同盟会」の小野崎俊行会長は(おのざき・としゆき)「きょうは地元の人たちの気持ちを乗せて行進しました。全国の人たちにこの問題を知ってもらいたい」と話しました。また、「高萩市民同盟」の鈴木直登会長は「これからも矢板市と共同歩調をとりながら反対運動をやっていきたい。市民に向けても計画の撤回に向けて情報を発信していきたい」と話していました。
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