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年末年始の海外旅行 感染症に注意
12月26日 4時12分

年末年始の海外旅行 感染症に注意
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年末年始の休みを利用して海外を訪れる人が増えることから、厚生労働省は、鳥インフルエンザやマラリアなど海外で流行している感染症に注意するよう呼びかけています。

毒性の強いH5N1型の鳥インフルエンザは、東南アジアを中心に人への感染が確認されていて、ことしインドネシアやエジプトなど6か国で新たに32人が感染し、このうち20人が死亡しました。このため厚生労働省は、これらの国を旅行で訪れる人に、生きた鳥が売られている市場や養鶏場に近づかないことや、鳥の死骸やふんは絶対に触らないこと、それに、手洗いやうがいを徹底するよう呼びかけています。
また、マラリアやデング熱など蚊を介して広がる感染症もアジアやアフリカなどで流行しています。このうちデング熱は、突然の発熱や関節の痛みなどの症状が出て、重症化すると死亡するおそれもあり、ことし海外で感染した日本人渡航者は、200人を超えています。
予防には、長袖の上着と長ズボンを着用し、虫よけスプレーを使うことが有効だということです。
厚生労働省は、海外の感染症に関する情報をホームページで公開しているほか、帰国後に体調が悪くなった人には医師に相談するよう呼びかけています。

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