これ、ネットじゃいろいろ騒がれてるけど、フラッシュ読んでなかった
一応、読まなきゃ話にならん
てことで、ネットカフェ行って読んできました
転載するね
「統一教会はこれまで、裁判で11回にわたって法的責任を問われている団体。
そんな団体に加担するようなことをなぜするのか!」
全国霊感商法対策弁護士連絡会の山口広弁護士は憤る。合同結婚式、霊感商法などで知られるカルト宗教団体「世界基督教統一神霊協会」(統一教会)。その〝ダミー団体″ である「天宙平和連合(UPF)」が日本で開催した「祖国郷土還元日本大会」に、あろうことか安倍晋三内闇官房長官(51)が祝電を送っていたのである。
5月13日にマリンメッセ福岡で開かれた同大会には、統一教会教祖の文鮮明氏夫人や四男が来日して基調講演をおこない、日韓の男女2千500カップルによる「合同結婚式」もとりおこなわれた。まさに統一教会色まる出し。
大会では司会者から祝電が多数寄せられているとの報告があった。そこで安倍氏の名前が読みあげられたのだ。
「岸信介元総理大臣のお孫さんであられる---」
とわざわざ紹介されると会場は拍手に包まれた。安倍晋三氏は、特別級の扱いである。祖父の故・岸信介氏と統一教会(=国際勝共連合)の関係は有名だった。また以前から自民党と統一教会の関係は深く、今大会には中曽根康弘、中川秀直民ら各代議士が祝電を送っている。鹿児島選出の保岡興治代議士にいたっては妻が講演会に出席、文鮮明夫人に記念品を渡す役まで務めた。
だがあえていうまでもなく、誰よりも問題となるのは安倍氏だろう。内閣官房長官の肩書を持ち、次期内閣総理大臣の最有力候補と目される人物が祝電を送ったのである。カルト宗教に詳しい紀藤正樹弁護士の言葉は厳しい。
「統一教会は通常の宗教団体と違い、違法集団なのです。民事裁判の最高裁判決で示されているように、彼らの伝道、勧誘活動、経済活動などすべてが違法という判決が下りている。その統一教会の活動そのものに内閣官房長官が祝電を打つなんて、あってはならないことです。違法集団を支援していると思われてもしかたがない」
しかも、この大会を「宗教儀式」ととらえれば、内閣官房長官の祝電は憲法違反の可能性すら出てくる。
「福岡の大会は明らかに宗教儀式で、なぜ官房長官が祝電を出すのか、理解に苦しむ」 (山口弁護士)、「最高裁判例から見ても、政教分離に違反する恐れがある」 (紀藤弁護士)
前述したように、そもそも祖父の岸信介氏から統一教会との関係は始まっている。統一教会の政治団体として国際勝共連合が'68年に設立されたが-。
「設立には岸信介元首相の協力がありました。岸氏はその後も統一教会を訪れ信者を激励したり、教祖・文鮮明と会談するなどしている。安倍氏の父親の故・晋太郎氏も、明年に帝国ホテルで開かれた文鮮明の晩餐会に出席、さらに勝共連合の機関『思想新聞』 ('90年3月25日付)の勝共推進議員名簿にも名を連ねている」(統一教会ウオッチャー)
統一教会との関係は安倍晋三氏一代かぎりのものではなかったのである。
「統一教会の人脈は、父親の安倍晋太郎から引き継いだ。じつは'70年代後半に 『コリアゲート』と呼ばれた米議会買収工作事件があったのですが、それにかかわった朴東宣(パクドンソン)という大物ロビイストの資金源が統一教会の文鮮明です。
朴は竹下元首相と密接な関係にあった建設会社がパナマ運河権益を画策しているとき、パナマの実力者に橋渡しをしたんです。竹下本人は後に否定しているが、建設会社と竹下、そして竹下と親しい安倍晋太郎をパナマに繋いだのが朴というわけだ。その朴の資金源が統一教会の文鮮明。朴を通じて晋太郎に資金が流れていたとも考えられる。父親の金脈、人脈を引き継いだ安倍晋三には、切るに切れない事情があるんですよ」(ベテランの議員秘書)
ポスト小泉の座をかけた自民党総裁選レースで、国民の高支持率で頭ふたつ飛び出した安倍氏。先代から引き継いだものには 『負の遺産』 も多々あるようだ。ここにきて安倍氏を福田康夫元官房長官(69)が急追している。タカ派で靖国参拝に積極姿勢を見せる安倍氏に対して福田氏は、
「靖国神社に行って何が悪いのかというと、向こう(中国)も感情的になる。
トップ同士も国民もお互いに感情的になるのは最低だ」
と指摘した。最近、互いに対する発言は、手厳しいものが多い。一般的に報道されていないが、水面下ではまさに「安福戦争」が勃発しているのだ。オフレコで以下のようなやりとりがあった。
5月末、クールビズファッションショーで安倍氏が「ヴィトンを着てるんだ」と満足げに語れば福田氏は「ネクタイを締めないとしゃきっとしない」と答える。逆に福田氏が5月上旬、渡米してチェイニー副大統領ら要人と会談した折、記者団にその中身を「よもやま話」と答えた。それを聞いた安倍氏は「よもやま話とは便利な言葉だねえ」と皮肉を飛ばした。
「小泉政権で福田氏が官房長官、安倍氏が官房副長官だったが、当時から2人はしっくりいっていなかった。福田氏の父・福田剋夫元首相は田中角栄元首相と長期にわたって角福戦争と呼ばれる死闘を演じたが、安倍氏の父・晋太郎氏は田中氏の側近らと親交があった。父親の秘書としてそれらを見聞きしてきた福田氏は、安倍家に対する怨念があるのでは」 (政治部デスク)
この2人の関係も 『負の遺産』 を引きずっているといえる。
「安福戦争」と祝電問題。総裁選レースに大きな影響をもたらすことは間違いない。社会問題化している統一教会による霊感商法、全国霊感商法対策弁連が把握している被害相談額は昨年12月までで総計2万6干件、940億円にのぼるという。「最近は被害がふたたび増えています」(紀藤弁護士)。全国霊感商法対策弁連は19日、安倍晋三氏、保岡興治氏に対し、祝電についての釈明を求める公開質問状を提出する。
「天宙平和連合(UPF)が(統一教会の)ダミーであることは安倍氏も知っていて当然。事実関係を含め、祝電を打った責任を追及します」 (山口弁護士)
まさに窮地に追い込まれた安倍氏。
本誌は安倍事務所に再三取材を申し込んだが、回答を得ることができなかった。紀藤弁護士は言う。
「仮に秘書が(独断で電報を)送っただとしても、回答しないことは、政治家としての資質に問題がある」
次期総裁「最右翼」といわれる安倍晋三氏、この祝電問題に答える責任がある。
あっしとしては、いろいろとみんなが知りえない情報も持ってはいるんだけど、
それよりなにより、許せないのは産経の姿勢
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