2012年12月13日

JALのプレミアムエコノミーで怪我〜JALのサービス改善はまだ途上

 JALのプレミアムエコノミーに乗りました。エコノミー席だったのですが、カウンターで3万円でプレミアム席にアップグレードできますよ、と誘われ、その誘いに乗りました。結構、ハードなスケジュールでもあり、多少は楽になるかと思っていたのですが、これが結構問題となりました。
 与えられた席はウインドー席。JALプレミアムエコノミー席は後ろにリクライニングするのではなく、ずれる仕組みになっています。ずらすと、足は前に出て、ほぼ完全に行き来をブロックします。ちょうど運の悪いことに、隣の人は身長がかなりあるうえに、アイマスクをして、ヘッドホンをしたまま。この状態がずっと続きます。普通は、起きたりするのでなんとかその時に、お願いしてトイレに出させてもらうのですが、ずっと続くとどうにもなりません。アイマスクをしている人をつついて、起こすのも気が引けます。どうしようもないので、キャビンアテンダントを呼ぶボタンを押しましたが、すぐには来てくれません。まあ、来てもらっても、彼女らも客を起こすのも気が引けるでしょう。ということで、思い切って飛び越えることにしました。選択肢としてはほとんどほかに考えられないものでした。飛んだとたん、隣の人の手が微妙に動き、それを避けようとして、すべって上から落ち、あばら骨を強く打ちました。痛い!上から落ちたような状態ですからかなりのハプニングです。音もかなりしたと思います。痛くて、数分うずくまりましたが、隣の人も気づく感じもなく、また周りの客も何も反応してくれません。もちろんキャビンアテンダントも来てくれません。少しすると痛みがかなり治まったので、こちらも恥ずかしい部分もあるので、そのままトイレに行き、また飛び越えて、席に戻りました。
 その時は痛みはかなり治まったので、まあ打撲だろうと、普通に降機しました。一言、こうしたことがあったと、キャビンアテンダントに言おうかとも思いましたが、降機の時は、多くの客が降りていて、流れをとめるのも気が引けてそのまま言わずに降りてしまいました。
 1日したくらいからです。ずきずきと痛み始めました。咳をするのも、歩くのも痛みます。途中では歩くのが厳しくなり、結局、一つのアポイントには間に合わない、ということも起きました。寝るのも厳しい。寝返りは打てないし、起きるのもやっとのことです。
 そこで、インターネットから、JALにお願いをしました。1)保険の問題もありますから、事故証明をしてほしい、2)機内での事故でもあるので、補償をしてほしい、3)非常に痛いので、機内で辛い可能性もあり、帰国便をアップグレードしてほしい、ということでした。結果からいうと、すべてノーの回答でした。事故が起きた時に報告していないのだから、一切認められないということでした。ただ、事故証明はできないが、そうしたメールが児玉から来たことの証明はできる、ということでした。う〜〜ん。これでは何にもなりそうにはありません。
 実は、この状況になった時に一緒にいた海外経験の長い人に相談しました。まず言われたのは、JALを使うと何かあった時の対応はメジャーの航空会社の中では非常に悪いので期待しないほうがいい、ということでした。彼自身、多くのってきたので、その差は歴然としていて、最近はJALを使ったことがない、とまで言っていました。コーヒーがこぼされた時も、JALの場合にはクリーニング代も一切ださないという姿勢を崩しませんでしたが、同じ状況で他社では新しい服の代金まで出してくれた、と言っていました。こうした細かいことが大きく異なるのだ、とその人は言っていました。JAL神話をまだ信じたい私は「そんなことないでしょう」と期待はしていましたが、結果は彼の言う通りとなりました。
 会社の再建にのぞむJAL。その姿には感銘を受けるところもあります。応援したいという気持ちもありましたが、まだまだ、サービス改善は途上のように感じました。JALが本当に再建できるのかどうか。こうしたところにもポイントがありそうです。いろいろと広い意味でのサービスも考えて、予約をすることも必要なのですね。
 肝心の痛みですが、今日は落ち着いています。帰国していきなり、一宮で会議、志摩でフォーラムがあります。痛みを我慢してがんばっていきます。



cdim at 10:18コメント(6)トラックバック(0)社会  

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by イチ読者   2012年12月13日 11:12
くれぐれも無理をなさらぬよう、お体をいたわってくださいませ
2. Posted by Schale 矢野   2012年12月13日 12:26
恐らく肋骨ヒビが入ったのでしょう。私もスキーで何度かありました。風邪をひいて咳が出ると痛くて悲惨です。
無精で病院嫌いでそのままにしてきましたが、一月以上は痛みが取れないかもしれません。
疲れると怪我もしやすくなります。
どうか無理されませんように。
3. Posted by 児玉克哉   2012年12月13日 12:36
おそらくヒビでしょう。歩くと負担がかかるのか、夕方あたりはきついです。まあ、堪えながら、ゆっくりと治します。
4. Posted by 読者いち   2012年12月14日 18:35
CAが、すぐに来なかったのが事の始まりですね。しかし、先生のネットからの要望(JALへ)の内容ですと、「いちゃもん」と思われても仕方がないのでは・・・?おそらく、こういった事例を多く扱っているのでしょう。やはり、事後になってしまったのがネックとなりました。

この番組を実際に見ましたが、JALのサービスは最高です。「別のお客様から「いびき」のクレームにも対応」してくれています。大学教授のブログに、このようなリンクを貼り付けるのも気が引けますが・・・
http://blog.livedoor.jp/okuni_san/archives/6093192.html

しかし、乗客が数分間機内(おそらく通路でしょう)で、うずくまっているのに、CAが気づかないのは問題あり、そして最初に押したボタンは、無視されたということでしょう・・・か?
5. Posted by 児玉克哉   2012年12月14日 23:30
読者いちさん
誤解されては困るのは、キャビンアテンダントのサービスは非常にいいものでした。ここに全くの問題はありません。私が相談した人も、問題が起こった時のJALの対応であり、キャビンアテンダントのサービスの問題ではありません。私が相談した人は、予想として、他のメジャー航空では、おそらくこうなる、JALならこういう反応だろう、と言っていましたが、実際はそれ以下だったのです。こうした悪評が一般的となるのでは問題だと考えました。JALはキャビンアテンダントのサービスも問題が起こった時の対応も素晴らしい、といわれる会社になってほしいのです。
6. Posted by 通りすがりの読者   2012年12月17日 14:45
怪我をしたのは災難だったかもしれませんが、飛行機が揺れたとかではなく、単に隣の人を飛び越えて、自分が勝手に怪我されたんですよね・・・

教授の行動は
新幹線の中で通路を歩いてたら転んで怪我したから補償しろ、グリーン車に乗せろって言ってるのと同じだと思います・・・



コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
Profile
日本ブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログランキング
Archives
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ