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【社会】

最高裁、DNA過大評価に警鐘 報告書で原則示す、誤判自戒も

2012年12月26日 18時00分

 最高裁司法研修所は26日、刑事裁判で犯人かどうかを判断する上で重要性が増しているDNA鑑定について、過大評価せず、他の証拠と併せた慎重な検討が必要だとする研究報告書を公表した。「現場で見つかった資料とDNA型が一致しても、それだけで被告を犯人とすることはできない」と警鐘を鳴らしている。

 司法研修所が裁判官向けの研究報告でDNA鑑定を扱うのは初めて。裁判員裁判の対象となる重大事件で、裁判員に鑑定結果の意味を分かりやすく説明できるよう、原則を再確認した。

 過去にはDNA鑑定の評価が誤審につながったケースもあり、自戒を込めた内容ともいえそうだ。

(共同)
 

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