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【プロ野球】大谷 入団会見で二刀流!2012年12月26日 紙面から
日本ハムにドラフト1位指名された花巻東高・大谷翔平投手(18)が25日、札幌市内のホテルで入団会見を行った。メジャー球団ではなく日本でのプレーを選んだ右腕は本拠地・札幌ドームに移動後、ユニホーム姿で投打二刀流を披露。「投打で日本一に貢献していきたい」と抱負を語り、栗山英樹監督(51)も「エースで4番」の地位を奪い取れと励ました。 たかが1球。されど、大きな意味を持つ1球だった。粉雪が舞う北の大地で、大谷が二刀流の一歩を力強く踏み出した。背番号11のユニホームで札幌ドームに登場。一礼してマウンドに登ると、左打席に立つ栗山監督と“対戦”した。 練習で肩を温めた後、しなる右腕から投じたのは真ん中への直球。指揮官のバットはかすりもしなかった。これだけでは終わらない。左打席に立つと、栗山監督の投球フォームにあわせて豪快なスイングもみせた。心にあるのは投手、野手両方で勝負していくんだという気持ちだった。 「すごく投げやすそうなマウンドで感動しました。ここで投げて、打ってプレーできる選手、日本一になれるよう頑張りたい」と言った大谷の顔には自然と笑みが浮かんだ。「(投打二刀流で)やる以上は一流のところを目指し頑張りたい」との思いは、これから戦っていく場所に立って強くなっていった。 “対戦”を終えた栗山監督も同じ思いだ。投手の大谷、打者の大谷が2人一緒に入団してきたとみており、会見では早くも「エースで4番くらいの思いはもちろん、あります」と断言。長いプロ野球の歴史で実現したことがない地位だが、大谷の能力ならできるはずとの考えで「どんなに苦しかろうが、2人分やってもらわないと」とゲキを飛ばした。 もちろん、大谷もその気でいる。メジャーへの気持ちを断ち切り、今は自らを幕末の志士や、北の大地を切りひらいた北海道開拓使になぞらえている。投打二刀流という誰もが歩んだことがない道への挑戦は歴史を自らの力でつくった若き先達に重なる。「北海道は新しいことに取り組むイメージ。そういうところでやれてうれしい。一投一打に一生懸命なところをみてもらいたい」。迷いはない。大谷は強い決意とともに新たな道を歩んでいく。 (川越亮太) PR情報
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