阿部
「おはよう日本では、今日(20日)と明日(21日)、『大都市・医療クライシス』と題して、2日間のシリーズをお伝えします。」
鈴木
「今年、団塊世代が65歳になり、高齢者の仲間入りをしました。
多くの団塊世代が暮らす東京などの大都市では、今後、急速に高齢化が進んでいくことになります。
こちらをご覧ください。
東京、神奈川、埼玉、そして、千葉県の全人口に占める高齢者の割合、『高齢化率』です。
2005年は、水色の20%未満の地域が大半を占めていましたが、年々、上昇。
2035年には、ほとんどの市町村で30%を超え、中には赤色の40%に達する地域も出てきます。」
阿部
「地方で一足先に進んでいた“高齢化の波”。
それが都市に押し寄せてくることで大きな影響を受けるのが『医療現場』です。
高齢患者が病院に殺到、必要な医療を提供できない事態が起きようとしているのです。
都市部に広がりつつある、新たな医療危機の実態です。」