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2012年12月25日(火) 19:14 |
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ノロウイルス猛威 病院は対策に力
全国でノロウイルスが猛威を振るっています。 岡山市でも、ノロウイルスによるものとみられる感染性胃腸炎の患者数が例年より多く、病院では感染対策に力を入れています。
岡山市保健所によりますと、岡山市の感染性胃腸炎の患者数は、大流行した2006年に次ぐ多さとなっています。 今月16日には、市内の飲食店でノロウイルスによるとみられる食中毒が発生し、42人が症状を訴えました。 ノロウイルスは、感染性胃腸炎の原因になる感染力の非常に強いウイルスで、食べ物などを通して口から感染します。 今月17日には、宮崎県の医療施設で集団感染が発生し6人が死亡するなど、冬場が感染のピークとされています。 岡山市北区の岡山市立市民病院です。 ノロウイルスの院内での感染を防ぐために、さまざまな取り組みがおこなわれています。 ノロウイルスは、ワクチンなどによる予防ができないため、ウイルスを近づけないことが唯一の予防法とされています。 市民病院では、ウイルスが手を介して口から感染する二次感染を防ぐために、感染の疑いがある患者が触ったドアのノブなどの消毒を行っているほか、職員の手袋とエプロンを1回ごとに取り替えるなどして、院内での感染予防を図っています。 人ごみなどに出かける機会が増える年末年始が近づいています。 岡山市保健所では、手洗いを徹底するとともに、食材の十分な加熱などでノロウイルスの感染を防ぐよう呼びかけています。
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