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'12/12/25

三原の大正期「区旗」あった



 三原市円一町の市歴史民俗資料館で、現在の旭町一帯に当たる旧三原町第1区の区旗が見つかった。大正期に作られたとみられる。同館は「確認されている唯一の区旗。貴重な史料だ」としている。

 区旗は縦93センチ、横122センチ。紫の絹に白字で「三原町第一區(く)」と記されている。先端に桜をかたどった金具が付いた長さ2・9メートルのさおや保管用の木箱もある。10月中旬、収蔵庫の整理作業中に見つかった。

 同館によると、旧三原町は1889年に誕生。1914年に19区の区制が敷かれた。当時の区制に関する史料は少なく、現存が確認されている区旗はこの1本だけだ。区旗は地域の行事などで使われたという。

 担当職員の山崎愛一郎さん(28)は「傷みや劣化がほとんどなく、地域のシンボルとして大切にされていたことが分かる。見学希望があれば応じたい」と話している。同館=電話0848(62)5595。

【写真説明】資料館で見つかった旧三原町第1区の区旗




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