井浦新さんインタビュー

崇徳上皇は俳優・井浦新さんが演じます。
1月某日、東京渋谷のNHK放送センターでリハーサル中の井浦さんにお話を伺ってきました。

早速ですが、大河ドラマに出演するきっかけを教えてください。

大河ドラマ担当の磯智明チーフプロデューサーからお話を頂きました。
僕がNHKで初めて仕事をさせてもらったドラマ(NHKスペシャル・最後の戦犯※1)の時のプロデューサーさんで、その後も土曜ドラマ「リミット~刑事の現場2※2」にも参加させて頂いて、磯さんとは今回で3度目になります。…今までの作品3つとも全く違う役柄ですね(笑)

大河ドラマに参加できるのは、幼少期から見ていたので本当に嬉しいです。それに個人的に歴史が好きで、平安時代は今までのお芝居で演じたことがないですし、それが更に自分がずっと追い続けていた人でもある崇徳院の役を演じられるのはやりがいがありますし、とても嬉しいです。
嬉しい分、自分の中ではプレッシャーになっているのですが・・・勝手に(笑)。

崇徳上皇を追い続けていたんですか?

【『百人一首之内 崇徳院』
歌川国芳 作】

そうですね。僕には「崇徳上皇」という呼び方ではなく「崇徳院」という呼び方の方がしっくりくるんです。
江戸時代の絵師・歌川国芳が、怨霊となって飛び立った瞬間の崇徳院を浮世絵で描いていて、僕はその絵がすごく好きなんです。

あまりにも僕の中にはその絵の印象が強烈に残っていたので、崇徳院という人物をまず掘り下げていって、いろんな本を読んで様々な異説や物語のある人物だと言うことを知ってどんどん興味が湧いていきました。

崇徳院については詳しいのではなく、好きなんです。だから磯さんに会って最初にこの役をと言われた時、「どうして崇徳院で選んでくれたんですか?!僕が以前に興味があると話しましたか?」と言うような所から始まったんです。本当に嬉しかったです。

香川といえば「讃岐うどん」ということで、お土産にうどんをお渡ししました。

わ~、嬉しいです。 結構さぬきうどんは好きで食べています。東京ではなく、現地で(笑)

この役(崇徳上皇)をやる前から、香川の文化や歴史には興味があって数えきれないくらい出かけていました。
金毘羅さんに伊藤若沖や円山応挙の絵があってそれを見たり、書院で江戸時代の絵師が残した絵やいろんなものを見たりしています。あとはイサムノグチ庭園美術館とかも好きですね。
史跡やお寺様参りもしていて、四国霊場八十八か所は四国に行くたびに、その地その地のお寺に行きます。仕事もあるので(八十八か所を)順番に流れで見ると言う訳にはいかないですけど。

運命的なキャスティングとなった井浦さん。香川県ともゆかりがあるようです。
井浦さんが演じる崇徳上皇が登場するのは2/5(日)、第5回「海賊討伐」からです。
次回は、崇徳上皇を演じる上で何を考えていたのかに迫ります。お楽しみに!!

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