井浦新さんインタビュー

『NHK松山放送局「春のふれあい広場」3/17(土)開催 大河ドラマ「平清盛」スペシャル・トークショー』より

3月17日に開かれた松山放送局の春の会館公開イベント。スペシャルゲストとして、井浦新さんと大河ドラマ「平清盛」制作統括の磯智明チーフ・プロデューサー(CP)が招かれトークショーが開かれました。多くの大河ファンが集まる、熱気あふれる催しとなりました。

今後3回に渡り、このトークショーでお話された内容を一部ピックアップして御紹介します。

松山は初めていらっしゃったんでしょうか?

井浦:松山は10年ぶり位に来ました。これまでに仕事や観光を含め、10回以上は来ています。

磯CP:僕は松山初めてでして、「坂の上の雲」などドラマを通して拝見していていました。今日はとてもワクワクして来ました。あと、NHKがお城の敷地内にあるのでびっくりしました。

とても雰囲気のあるいい所ですね。時間があれば街をゆっくり見てみたいと思いました。

(これまでのドラマのあらすじを、会場のみなさんに映像で紹介した後)撮影を振りかえってみて、感想は?

磯CP:船を使った海のシーンを瀬戸内海で撮影したのですが、松山の真正面の広島県沖だったな…と思い出しながら見ました。清盛は西日本と関わりが深い人だったので、今ここ松山に来て(ドラマを)見るのは不思議と言うか、つながりがあって見ているんだなと感じました。

井浦:撮影現場の雰囲気がとても良いんです。セットのクオリティーがとても高いので、きっと役者はみんなその空間の中で楽しみながら芝居ができているからだと思います。僕はお芝居を通して、大好きな崇徳上皇を追体験させてもらっています。

ドラマは今後、どのように展開していくのでしょうか?

磯CP:今までは清盛の「青春編」だったんですが、これからどんどん時代が移り変わっていきます。そういう時代の渦ができていく中、清盛が成長していきます。これまで点と点だった芝居がひとつの大きなうねりとなって物語が進行していきますので、歴史の流れ、貴族から武士の世の中に変わって行くダイナミックなドラマ展開に期待して頂ければと思います。

井浦:現代と比べてみると、平安時代は心が豊かだったんだと台本を読みながら想像しました。その「豊かさ」とは何なのかと考えさせてくれるドラマですので、引き続き見続けて欲しいと思います。それから、前半戦の大きなうねりとなる「保元の乱」が控えていますので、お見逃しないよう、見届けてもらえたらと思います。

お2人の言葉を一言も漏らさぬよう、熱心に聞き入るファンの方たちの熱い視線を受け、登場された所では少し緊張されていたように見えましたが、ドラマの話に及ぶとプロの顔にすっと変わったのがとても印象的でした。

次回は「平清盛」以前に、井浦さんと磯CPが御一緒されたドラマ制作現場でのエピソードをご紹介します。

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