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物理デバイス拡張の設定
RamDiskを導入するにあたり、いくつか下準備が必要です。32bitOSを使用している方は必要になってくると思います。
ここで行うのは物理デバイス拡張の設定です。RamDiskを導入するのならば、これはRamDiskをOS管理外メモリで使いたい場合に必須の設定です。
RamDiskをOS管理外メモリで使うにあたり、普通にRamDiskをインストールしただけでは(特にGavotteやERAM)、なぜかうまくいかないことがあるかと思います。それは「物理アドレス拡張」が有効になっていないからです。XPとVista/7で設定の仕方が異なるのでそれぞれ説明します。
まずご自分のPCで物理アドレス拡張が有効になっているか確認してください。
XPの場合
まずマイコンピュータのプロパティを開きます。
マイコンピュータを右クリック>プロパティ>全般>コンピュータ と、順にアクセス。
コンピュータタブに「物理アドレス拡張」の文字がなかったときは、boot.iniの設定を変える必要があります。
boot.iniの編集手順:
マイコンピュータを右クリック>プロパティ>詳細設定>起動と回復>設定(T)
起動と回復ウィンドウが開きます。
次に、
起動のオプション ファイルを編集するため、編集(E)をクリック、boot.iniを開きます。
boot.iniが開くので、一番下の一番最後の行に、「/pae」を追加します。
追加すると、普通は末尾がこのような記述になるはず。"Microsoft Windows XP Professional" /noexecute=optin /fastdetect/pae
上書き保存し、OKをクリック。
PCを再起動し、再びシステムのプロパティを見ると、物理アドレス拡張が表示されているはずです。
Vista/7の場合
コマンドプロンプトを管理者として実行します。コマンドプロンプトを開いたら、
cd c:\ と入力。
Cドライブのルートに移動するので、そこで
bcdedit /set pae forceenable と入力。成功すると
「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。これだけで物理アドレス拡張が有効になります。
なお、物理アドレス拡張を有効にすると一部のソフトウェア等が起動しなくなるなど、不具合が発生する場合があります。そのときは、セーフモードで起動させ、編集した部分を復元してください。その場合、RamDiskをOS管理外で使用するのは…、諦めたほうがいいかもしれません。