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RamDiskの特徴
多少専門的な話になりますが、Ramdiskの性能や仕組みなどを含む基本的な特徴をみておきましょう。
【メリット】
・物理メモリへのアクセスになるので、USBやSATAとは比較にならないほどアクセス速度が速い。(私のPCでは、ベンチマークで4GB/sを記録しました。)
・メモリ領域へのアクセスになるためメモリへのアクセス率に対するHDDアクセス率を軽減できる。これを応用してIEのテンポラリフォルダやfirefoxのtempフォルダをRamdiskに割り当てることで処理速度の向上とHDDへの負担、HDD断片化の軽減が見込める。
・そのほかにも、一時的なダウンロード先フォルダやシステムテンポラリとして利用することで、HDDの断片化をより防げる。
・ソフトウェアをまるごとRamdiskにインストールすることで処理速度の向上を図る(HDDへの負荷がかかるソフトに有効)。
【デメリット】
・揮発性のため、パソコンを再起動するとRamdisk領域内のデータは全て消去される。(※1)
・ソフトウェアで管理しているので、OS起動前の認識が出来ない。(BIOSの設定範囲外)
・導入したままではOS起動前にハードウェアとして認識されないため、システムの復元が使用できなくなる弊害がある。(※2)
・XPでハイバネーション(休止状態)が利用できなくなる。Vista以降の場合はスタンバイとハイバネーションを合わせた「ハイブリッドスリープ機能」が使えなくなる。
※1…GavotteRamDiskやERAMに限ります。VSuiteやDataramではデフォルトでimgファイルにバックアップをとる機能が備わっています。GavotteやERAMに関しても、シャットダウン時にリストアを、スタートアップ時にバックアップをさせる自動処理作業を施す(シャットダウンスクリプト)ことで対応可能です。
ただし正常なログアウトができずに突然のシャットダウン(停電など)で落ちた場合には自動処理が起動せずバックアップができないことに注意。
※2…GavotteとERAM特有の問題?対策可能です。