首相指名選挙:日本未来の党、自主投票 党内対立影響
毎日新聞 2012年12月26日 東京朝刊
日本未来の党は25日、26日の衆参両院での首相指名選挙に「自主投票」で臨む方向となった。未来は24日夜の東京都内の党本部での両院議員総会で、嘉田由紀子代表が提案した阿部知子副代表の共同代表起用案に、旧「国民の生活が第一」の議員らが反対。役員人事を巡る党内対立が国会運営にも波及し、混乱が広がっている。
旧生活系の議員は未来の共同代表に小沢一郎氏を起用するよう求めている。
嘉田代表は25日、大津市内で記者団に「小沢さんにコンタクトを取ろうとしたがなしのつぶてだ。小沢さんは『一兵卒で』と約束しており、(小沢共同代表案は)のむわけにはいかない」と不快感を示した。【加藤明子、中島和哉】