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2012年12月26日 00:00

安倍自民党政権スタート 原発再稼働・新増設へ→→しかし、遅かれ早かれ再び原発は止まるだろう(単なる私見)

ふぅぅぅ、とうとう安倍自民党政権がスタートする。

12月16日に行われた総選挙は、漁夫の利を得て自民党が圧勝したとか色々言われているが、我々大人たちがしっかりと認識しないといけないのは、自民党の圧勝を許したというその事実である。

恐らくこれで、原発再稼働に向けて再び突き進むことになるだろう。

これで、民主党政権下で考えられていた原子力規制委員会の役割もニュアンスが少し変わるような気がする。

原子力規制委員会は敦賀原発2号機下の活断層や、東通原発の活断層について、しっかりと調査を行い活断層だと判断を下そうとしている。私はこれ自体とてもすばらしいことだと思って見守っている。

ここからは私の単なる推測だ。
恐らく敦賀原発2号機は廃炉となるだろう。

なぜか。
それは原子力規制委員会がしっかりと機能していると言うことを、日本全国、いや世界中に猛烈にアピールするためだ。
日本にはこんな厳しい原子力規制委員会があるので、もう二度と福島第一原発事故のようなことは起こさないと全世界に向けてアピールし、国際的にも再稼働容認を得ようとするだろう。
そして、こんな厳しい原子力規制委員会が安全と判断した原発であれば問題ないとして、次々に再稼働され、更には新たな原発も造られていくということになるだろう。


政権が変わると言うことはそういうことだ。
こんなことは選挙の前から容易に想像できたことである。

浜岡原発を止めた菅直人首相(当時)が原発ゼロの社会を目指し舵を大きく切ったが、その後の政権でどんどん後退し、政権自体が民主党から原発を推進してきた自民党へと代わった。

たとえ、漁夫の利であろうが、なんであろうが、自民党が政権を取ったことは間違いないことであり、これはこれで「民意」である。
(これを否定することは民主主義を否定することになると私は思う。)

私はこのような総選挙の結果になったことを自分の子供たちに実際に謝罪し、これから生まれてくる子どもたちにも心の中で詫びた。

福島第一原発事故という大惨事を起こしたにもかかわらず、こともあろうに原発を推進してきた政党に政権を譲ることになり、日本史上、大きな汚点を我々大人たちは付けてしまったと、まだ見ぬ子供達に対して申し訳ない気持ちで一杯である。


繰り返すが、恐らく原発は次々に再稼働され、新増設もされるだろう。
これはもはや止めることはできないと思う。
日本人がそれを容認したのだから・・・。

しかしだ。
私はいずれ、遅かれ早かれ、再び原発は止まることになると思っている。
その理由は・・・。わざわざここに書く必要もないだろう。

できれば多くの犠牲が出る前に何とかできればと考えているが、もう一度何か致命的なことが起きないとやめられない国がこの「日本」であり、「日本人」なのであろう。

致命的なこととは、なにも天災ばかりではない。

「天災ばかりでない」とあえて書いた部分に私の思いが込められている。
脱原発派はそこに着目し続けなければいけないと私は思う。
そこを我々脱原発派が見落としたら、元も子もない。
災害の前に止めることができるとしたら、そこしかないだろう。

その一方で、今度こそ脱原発の日本を実現できる、国民の思いの受け皿となり得るしっかりとしたものを作っておかねばならない。
何もこれから自民党政権が4年間安泰かと言えばそうとも限らないかもしれない。
脱原発を実現するための準備は、怠りなくしておかねばならない。



posted by 古性隆 at 2012年12月26日 00:00 | Comment(0) | 脱原発
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