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国際
【27年目のベラルーシ チェルノブイリとの戦い】(下)年72時間、放射線の授業
2012.12.25 15:18
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日本では、原発事故による除染や賠償などさまざまな問題が取り上げられる半面、教育の重要性を訴える声は小さい。
福島市の放射線教育のカリキュラムづくりに携わった市立福島一中教諭の菅野泰英さん(45)は視察団に参加して、「小さい子供が楽しみながら放射線教育をするというのは非常に参考になった。早急性がないかもしれないが、不安を抱えている子供たちのためにも正しい教育をする環境を整えたい」と感想を述べている。
また、市立瀬上小学校教諭、猪狩英究(ひでき)さん(51)は「すべての学年で放射線教育を繰り返していた。これから福島で安全に生きていく子供を育てるために、何度も何度もスパイラル的に勉強し、育成する必要があると感じた」。
次世代へ継承する放射線教育の仕組みづくり。これもまた、福島で暮らすための欠かせないテーマなのだ。
(ベラルーシ・ゴメリ州で 大渡美咲、写真も)
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