ドームドッジ2012inナゴヤ
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【社会】いじめ、学校の責任認定 名高裁判決、自殺との因果関係は認めず2012年12月25日 21時04分 愛知県岩倉市の高校2年、高橋美桜子(みおこ)さん=当時(16)=が自殺したのは中学時代のいじめが原因として、母親典子さん(54)=愛知県刈谷市=が、中学校を運営する市邨(いちむら)学園名古屋市瑞穂区=と理事長ら3人に4600万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は25日、一審の名古屋地裁判決に続いて学校の責任を認め、610万円の支払いを命じた。 一方で、林道春裁判長は、一審が認めた「いじめと自殺の因果関係」は認めなかった。いじめた生徒との和解が成立したことなどを受け、賠償額は一審の1490万円から減額した。 判決は、美桜子さんが名古屋経済大市邨中学校(名古屋市千種区)の1年生だった2002年から、同級生に仲間外れにされ、靴の中に多くの画びょうを入れられるなどのいじめを繰り返し受け「解離性同一性障害」を発症したと判断。「母親が対策を求めたにもかかわらず、学校が放置したことで、いじめは激しさを増した」と指摘した。「いじめはなかった」とする学園側の主張を退けた。 一審判決は、いじめから精神的な障害を発症し、4年近くが過ぎての自殺につながったと認めたが、控訴審は「症状は回復傾向にあり、自殺は、その後の人間関係などによる精神的ストレスが大きい」と指摘し、一審判決を修正した。 判決後、典子さんは「娘へのひどいいじめと、学校の対応の劣悪さは認めてもらったが、いじめの後遺症に苦しんで自死した娘の心は理解されなかった」と述べた。 市邨学園のコメント 判決を重く受け止め、生徒たちが明るい気持ちで学校生活を送れるよう、教職員一丸となって取り組む。 (中日新聞) PR情報
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