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自殺との関係認めず=いじめ放置、中学の責任は認定―一審の賠償減額・名古屋高裁

2012年12月25日(火)22時20分配信 時事通信

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 愛知県の高校2年高橋美桜子さん=当時(16)=が自殺したのは中学校でのいじめが原因として、遺族が中学校の運営法人市邨学園(名古屋市)と理事長らを相手に計約4250万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋高裁は25日、約1490万円の賠償を命じた一審判決を変更し、約620万円に減額した。
 林道春裁判長は「美桜子さんは中学校でいじめが放置され、解離性同一性障害を発症した」とし、一審同様にいじめ放置で中学校側の責任を認めた。しかし、いじめの放置から自殺まで3年4カ月余りあった点を指摘。「自殺の主な原因は直前の人間関係などによるストレスにあった」とし、自殺との因果関係は認めなかった。
 一審名古屋地裁の判決は、いじめ放置と自殺に因果関係を認めていた。
 判決によると、美桜子さんは名古屋経済大市邨中に入学した2002年4月以降、同級生からいじめを受け、翌年に別の中学に転校。解離性同一性障害となり、高校進学後の06年8月に自殺した。 






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