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広島の建築の魅力を知ってほしいと、広島市の市民団体「アーキウォーク広島」が今月、写真つきで紹介する「アーキマップ広島」を出版した。
代表は、設計会社に勤める東京都新宿区の高田真さん(33)。高校まで広島で過ごした。建築好きの知人らと団体を作り、2009年から年1回、普段は非公開の建物などを見学する催しを開いている。
無料のガイドブックを広島市内で配布していたが、県外の人にも見てほしいと、初めて本にした。広島市内と宮島町(廿日市市)の100カ所以上の建物や街並みを紹介している。高田さんが約10年前から広島の建築を見て歩いた経験も踏まえ、「形がおもしろい」「歴史がある」など、勧めたくなる場所を選んだ。
高田さんは「新たなテーマパークを作らなくても、広島には観光資源がある。今ある建物のファンが増えれば、町の活性化にもつながる」と話す。
中でも高田さんがすすめるのは、まず広島市中区にあるごみ処理施設、市環境局中工場。「まるで美術館。ごみの持つネガティブなイメージを変えるメッセージ性の強い建物」。同市南区の旧陸軍被服支廠(ししょう)倉庫は被爆建物で「曲がった鉄の扉に考えさせられる」。宮島の厳島神社宝物館は、「コンクリートなのに木造のよう。地味で意外と気づかれていない」。
「本を持って歩いてほしい」と高田さん。A5判95ページ。1400円(税別)。問い合わせはアーキウォーク広島(support1@oa-hiroshima.org)。