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【プロ野球】

坂本が意識改革 個人トレーナーと契約

2012年12月25日 紙面から

久しぶりのキャッチボールに白い歯がこぼれる坂本=川崎市で

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 ヤング侍が自己変革に着手した。来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で主軸として期待される巨人の坂本勇人内野手(24)が24日、今オフから個人トレーナーと契約したことを打ち明けた。

 祝勝気分は終わった。ジャイアンツ球場に姿を見せた坂本はグラブを手に取り、喜々としてグラウンドに飛び出した。シーズンが終了してから初めてのキャッチボール。「(1月の)グアム(自主トレ)からでもいいんですけど、ちょっと動かしておこうかと」

 高いモチベーションがある。初体験となる世界との真剣勝負。侍ジャパンの山本監督が「3番・遊撃」で起用する方針であることも知り、期待を肌で感じている。自覚が芽生えるのも当然だった。

 変革の第一歩は自己投資。これまでは球団トレーナーに任せてメニューを作ってもらっていたオフの練習方法を変更。個人で通うジムのトレーナーと契約した。「これまでは何となくでしかトレーニングしてなかったので」という坂本が、自分でもいろいろと考えたうえで、「初めて」となる専用メニューを作ってもらった。

 今年1月にはヤクルトの宮本に弟子入りして守備強化に取り組んだ。ただ、あくまでも「教えを請う」という受け身の立場だった。今回は自ら考え、行動した。坂本の心に大きな変化が生まれたということだ。

 「WBCのためだけではなく、これからの自分のためにもきっちりやっていこうと思います」。最多安打のタイトルも、すでに過去の勲章でしかない。変革を成し遂げ、「巨人のハヤト」は「日本のハヤト」になる。 (井上学)

 

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