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【プロ野球】

大谷に1000本ノック 栗山監督が宣言

2012年12月25日 紙面から

客席に降りて話しかけるなど、精力的に講演を行った日本ハム・栗山監督=静岡県藤枝市の藤枝市生涯学習センターで

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 金の卵にノックの嵐を浴びせる−。日本ハム・栗山英樹監督(51)が24日、ドラフト1位で獲得した大谷翔平投手(18)=花巻東高=に、来春のキャンプで「1000本ノック」を課して鍛えていく考えを明かした。

 大谷の入団会見を翌日に控えたこの日、栗山監督は静岡県藤枝市内で講演会をした。終了後、報道陣の前で「体ができていたら行くよ、1000本ノック! へどが出るまでね」と語った。キャンプで大谷に内野手の練習をさせる際、地獄の守備特訓を課すという。

 ハワイ優勝旅行の際、二刀流に挑戦する大谷に野手では遊撃手をやらせたいと語っていた栗山監督。講演会の中では「ショートは守れるだけでお金をもらえると言ってもいい特殊なポジション」とも語った。「ショート大谷」を実現させるために出てきた構想が1000本ノック。キャンプでは指揮官自らノッカーを務める考え。

 「去年のオフよりずっとトレーニングをしてるよ。うちの裏山なのに、遭難するんじゃないかってくらい雪が深いから、その中を歩くだけでもいい運動。こっちも鍛えないとね」と栗山監督。1000本ノックを打つのに耐えられる体をつくるため、自宅のある北海道の栗山町で自主トレをしている。雪深い中、太ももまで積もった雪をかき分け踏み締める「雪中練習」をしている。

 内野手経験はほとんどない大谷について「守備で問題になるのはスローイングだが、大谷はこれに関しては問題ない。捕る方は、練習すればするほど前に進んでいく」と話す指揮官。黄金ルーキーの育成のために、自らバットを握り、ノックを浴びせる。(竹村和佳子)

 

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