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米 韓国に高性能偵察機売却へ
12月25日 14時37分

米 韓国に高性能偵察機売却へ
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北朝鮮による事実上の弾道ミサイルの発射などを受けて、アメリカ政府は、朝鮮半島周辺の情報収集能力を強化するため、韓国政府に対して高性能の無人偵察機を売却することを正式に決めました。

事実上の長距離弾道ミサイルを発射するなど、ミサイルや核兵器の開発を進める北朝鮮に関係する情報収集能力を高めるため、アメリカは、高性能の無人偵察機「グローバルホーク」を韓国政府に売却することを検討してきましたが、アメリカ国防総省は24日、売却を正式に決めたことを発表しました。
売却するのはグローバルホーク4機と地上の関連機器などで、価格は12億ドル(日本円にしておよそ1000億円)に上るということです。
グローバルホークは、およそ2万メートルの高度からゴルフボールほどの物体を識別できるセンサーを搭載し、24時間以上連続して飛行しながら情報収集を行うことができます。
当局者によりますと、米韓両国の間の協定で、アメリカ政府はこれまでグローバルホークのような高性能の無人偵察機は売却できないことになっていましたが、アジア太平洋地域の偵察活動を同盟国と分担するため、協定の内容の変更に踏み切ったということです。
アメリカ軍は現在、グアムに4機のグローバルホークを配備していますが、中国が海洋進出を急速に進めるなか、日本に対しても偵察能力の強化が必要だとして、高性能の無人偵察機の導入を強く働きかけています。

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