Updated: Tokyo  2012/12/25 15:27  |  New York  2012/12/25 01:27  |  London  2012/12/25 06:27
 

北朝鮮は国連安保理の制裁を来年まで受けない公算大-外交官

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  12月18日(ブルームバーグ):国連安全保障理事会に北朝鮮への追加制裁を求める米国などの圧力に中国が反発しており、新たな動きがみられるのは韓国が安保理非常任理事国になる来年1月以降のもようだ。国連の外交官4人が明らかにした。

北朝鮮による1週間前のロケット発射を受け、国連安保理は弾道ミサイルの発射と核実験を禁止する安保理決議に違反したと非難したものの、今後の制裁発動には中国の同意を得ることが必要となる。

外交官4人によると、西側諸国は渡航禁止や資産凍結の対象として国連のブラックリストに掲載する個人や団体を増やすことを支持している。4人は予備交渉の段階だとして匿名を条件に語った。中国は安保理で拒否権を持つ5つの常任理事国の一角で、隣国への制裁措置を阻止する可能性がある。

中国は安保理が緊張をエスカレートさせかねない措置を避けるべきだと主張している。同国外務省の洪磊報道官は今月14日、安保理が朝鮮半島の平和維持に向けて「慎重な」対応を取るべきだとの見解を示していた。

原題:North Korea Said Unlikely to Face UN Punishment Until NextYear(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:United Nations Flavia Krause-Jackson fjackson@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:John Walcott jwalcott9@bloomberg.net

更新日時: 2012/12/18 14:31 JST

 
 
 
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