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シリア パン屋空爆60人死亡
12月24日 7時22分

シリア パン屋空爆60人死亡
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内戦が続くシリアでは、大勢の市民が行列していた住宅地のパン屋が政府軍による爆撃を受け、少なくとも60人が死亡したとみられており、国連などによる仲介が行き詰まるなか、市民の犠牲が増え続けています。

シリア中部のハマの郊外で23日、住宅地にあるパン屋が政府軍の戦闘機によって爆撃されました。
深刻な食糧不足が続くなか、当時、店の前には数百人の市民が行列しており、反政府勢力によりますと、爆撃で少なくとも60人が死亡したということです。
反政府勢力がインターネット上に公開した現場とされる映像には、破壊された建物の前で横たわり動かなくなった人や、助けを求めるけが人の姿が数多く映し出されています。
ハマにいる反政府勢力の活動家はNHKの取材に対し、「近くの病院も破壊され、合わせて200人以上が死亡したという情報もある」と話しています。
内戦が続くシリアでは、反政府勢力が首都ダマスカスの空港を包囲するなど各地で攻勢を強めているのに対し、政府軍も威力の強い爆弾を使って住宅地などへの空爆を繰り返しています。
国連などの特使を務めるブラヒミ氏は23日、現地入りし、このあとアサド大統領らと面会するものとみられますが、停戦が実現するめどは立っておらず、市民の犠牲が増え続けています。

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