はるしにゃん氏の同人誌『イルミナシオン』に参加した経緯について
えー、この件。
同人誌『イルミナシオン』冬コミにて発売! – A Mental Hell’s Angel
こんにちは、はるしにゃんです。
冬コミの3日目、12/31に、東パ-28aにて、「思想と文学とサブカルチャー」の同人誌『イルミナシオン』を発売します。コンセプトは「ポストモダンにおける文化と実存」です。座談会、対談、論考、小説が載っています。全部で二十一作品、総文字数は三十万字を超えています。
執筆者(座談会など含む)は、はるしにゃん、上祐史浩、松本卓也、志紀島啓(本上まもる)、佐藤雄一、有村悠、黒瀬陽平、梅沢和木、藤城嘘、仲山ひふみ、オシリス、もうふ、じょーねつ、ついたことなし、きのせい、かわがせ、ねりにゃん、竹花樒、noir_k、こもん、鈴木真吾、中島晴矢、北川拓也です。
元オウム真理教幹部・上祐史浩が冬コミにカオスラウンジと合同で参加 – Togetter
なんでこんなところにぼくが名前を連ねているのだろう、と今でも不思議だったりする。告知記事を見るまで、まさか上祐史浩・黒瀬陽平・梅沢和木・藤城嘘(敬称略)といった面々と同じ誌面にぼくの小説(6年も前に書いたやつだが)が載るとは思いもしなかった。
というわけで、『イルミナシオン』に誘われた経緯を説明しておく。もうだいぶ記憶が薄れかけているのだけど。ことの起こりはいつだったか……はるしにゃん氏がぼくの大ファンであるという話がtwitter経由で入ってきて、会うことになった。たしか9月のアイマスオンリーのあとだったと思う。はるしにゃん氏以下数名が、新宿コマ劇場前の路上で酒盛りをやっていた。そこではるしにゃん氏が、上祐氏にインタビューしてきた旨、発言していたのははっきり覚えている。ああそうだ、同人誌に是非寄稿してほしい、ついては打ち合わせを行おうとかそんな話だったかな、会った経緯は。
その時点で、ぼくはまことに失礼ながら、はるしにゃん氏が何者なのかよく知らなかった(いまだによく知らない)。とりあえず彼をウォッチしている後輩たちに「なんかはるしにゃんがぼくのファンらしいんだけど」と言ったら大爆笑されたので、何かしらネタになる人物なのだろう、程度の認識である。で、会ってみると「頭のよくなる薬」を飲み、直後に盛大に嘔吐していた。ぼくが疲れたので今日は早く帰りたいと言うと「あ、疲れが取れる薬ありますよ」といって鞄を漁りだしたので「いやそういうのはちょっと」と固辞したり。まあ、ぼくもリタリンを(合法的に)処方されていた経験はあるので、そういう人物に出会った程度で今さら驚きはしなかったのだけど。余談だが、リタリンはまるで効かなかった。
で、何でもいいから書いてくれ、という依頼をあまり深く考えずに引き受けて、2ヶ月くらい経った。そもそもいつ出す同人誌なのかも知らず、最初は文学フリマ合わせだろうかと思っていたので、10月末になっても何にもネタが浮かばないことにひどく焦っていた。その後文学フリマで2回目に彼に会い、過去に書いた小説の再掲載とかでよければ、という感じで改めて寄稿する約束をした。この時点でもまだ、執筆陣のことはよく把握していなかった。たまにはるしにゃん氏から執筆陣宛と思われるツイートが飛んでいるのを見たが、それが見えていたということはぼくがフォローしている相手が執筆者だったということになる。それ以外の執筆陣、たとえば黒瀬氏や藤城氏宛にツイートが飛んでいたのかもしれないが、ぼくからは見えなかったのだろう。
最終的に、今回載せることになる『東京の空の下』を送ったのが、11月の末。で、プロフィールを書けと言われたが自分の同人誌の作業で手一杯で、結局はるしにゃん氏に書いてもらうことになった。この時点でもまだ『イルミナシオン』のことは「よくわからんメンツの合同誌」程度の認識で(そもそも同人誌のタイトルもロクに把握していなかった)、だったらぼくのファンを自称するはるしにゃん氏がぼくのプロフィールを書いたほうがネタとして面白いだろうと思ったのだ。依然として、はるしにゃん氏に対しては「何かしらネタになるドラッグ好きの人物であり、ぼくのファン」程度の認識だった。彼が上祐氏にインタビューをした件はほとんど忘れていた。
そして、22日に彼がアップした告知記事を広めてほしいというDMが届いたので、さっそく見にいった。このときはじめて、
はるしにゃん、上祐史浩、松本卓也、志紀島啓(本上まもる)、佐藤雄一、有村悠、黒瀬陽平、梅沢和木、藤城嘘、仲山ひふみ、オシリス、もうふ、じょーねつ、ついたことなし、きのせい、かわがせ、ねりにゃん、竹花樒、noir_k、こもん、鈴木真吾、中島晴矢、北川拓也
という執筆陣の全容を知ったのである。上祐氏にも驚いたが、黒瀬・梅沢・藤城各氏らカオスラウンジ関係者にも驚いた。正直、ぼくの印象悪くならなきゃいいけど、と思ったのは事実である。彼らに対してあんまり含むところはないというか、実際のところ興味が薄いのだが、評判がよろしくないことくらいは知っている。まあなんというか、赤旗に石原慎太郎が寄稿するような浮きっぷりだなあぼくの存在が、程度には気がかりだった。
それが、昨晩Togetterにまとめられ、大いに紛糾しているのが現在の状況だ。はてさて、ぼくはどういう態度をとるべきか。
上祐氏やカオスラウンジ関係者諸氏が同人活動にかかわること自体は、別にかまわないのではないかと思っている。まあ過去の行状にかんがみて、アレコレ言われるだろうことは火を見るより明らかだけど、ぼく自身が彼らによって何かしら実害を蒙ったわけではないし。で、自分の意志で寄稿した以上、この件についてぼくが文句を言う筋合いもなさそうだ。はるしにゃん氏やその界隈について、ロクに調べもせずホイホイ引き受けた結果がこれなのだから。まあそのおかげで、
big_song_bird またありむーか
ありむーが、pixivのイラスト投稿者にケンカ売ったカオスラウンジと組んだと聞いてブクマ。 2012/12/25
こういう目で見られてしまうのは(彼が日ごろからぼくに対して悪意を持っているブックマーカーである[1] ことを差し引いても)困ったことなのだけど、自業自得と言われればそれまでだ。
あと。文句はないと書いたが、ぼくの書いた小説というのが、春休みに帰省せず、東京でひとりアルバイトに励む女子大生の話なのだ。それと、東京の破壊者の一味だった上祐氏へのインタビューが同じ誌面に載ることについて、何も思うところがないわけではない。いったいどういう文脈に回収されてしまうんだろうか?
- 参照→「またありむーか」タグ [↩]
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