全日本フィギュアスケート選手権・女子結果(追記)
女子総合得点
1位:浅田真央 193.56
2位:村上佳菜子 183.67
3位:宮原知子 180.55
4位:鈴木明子 180.03
5位:本郷理華 172.43
6位:加藤利緒菜 167.62
7位:西野友毬 162.63
8位:松田悠良 160.3
9位:村元小月 158.47
10位:新田谷凛 146.93
11位:大庭雅 143.89
12位:庄司理紗 143.19
13位:友滝佳子 140.1
14位:今井遥 137.92
真央選手、6回目の優勝おめでとうございます!
ジャンプで二つミスがありながらもフリーの得点は130.75点でダントツ。演技構成点も68.24点と過去に無いほど景気良く出してくれました。他の国内選手権ではもっと景気良く出す国もありますから、このくらい出してもどうということはありません。
しかし、フリー演技のジャンプでは、あちらを立てればこちらが立たず状態が過去3シーズン続いています。これではまだ3Aを入れるのはよした方が賢明でしょうね。3Aへの思い入れの強い真央選手を佐藤コーチがしっかりとコントロールしているので安心です。
他の選手達の滑りを見た後で真央選手の滑りやステップワークを見ますと、素人目にも格段の差を感じます。「白鳥の湖」は真央選手の長所を余すところなく発揮出来る素晴らしいプログラムと、改めて思いました。
プロトコルを見ると、コレオシークエンスのGOEでジャッジの一人だけがー2をつけているネ。何だこれは?まさか「大人と子供の違い」女史さんか?(^Д^)
ついに宮原選手が来ましたね(´▽`)。彼女はジャンプだけではなく、スピンもステップも音楽性も他のジュニア選手より抜きん出ていると思います。このまま体型変化の影響が最小限で行ければ、あるいは、ソチ五輪代表ということも有り得るかも。
そして、注目の本郷選手のブラックスワン。まだステップワークが荒らげずりで、上半身や腕の使い方がどこかギクシャクして美しさに乏しいと思いますが、大物の片鱗を覗かせていますね。真央選手の「白鳥の湖」を見た後でも、何故かそれほど見劣りしなかったのが不思議。若さの勢いなんでしょう。フリーでは彼女と村上選手の演技に一番観客が沸いたようです。
鈴木選手は不調でしたね。ちょっと疲れが出ている頃なのでしょうか。シーズン後半に期待しましょう。
村上選手にはずっとジリジリとさせられて来ましたが、ようやく!ですね。タンゴは実に良く似合っています。情熱が迸る表現力は鈴木選手に勝るとも劣らない資質です。成功率の低い3Fと2Aのシークエンスはよした方がいいのでは?普通に3Fー2T(又は2Lo)で十分でしょう。
今井選手は佐藤有香コーチの指導でスケーティングやスピンは明らかに進化したと思いますが、ジャンプが重症ですね。しかし、佐藤有香さんの所ではジャンプはなかなか向上しないのでは?シズニーやアボットを見ていてもそう思うんだけど、どうなんでしょうね。
フジテレもテレ朝もNHKも、最初から最後まで「真央、真央、真央」と少しウルセエな!!何が「浅田選手のフリー演技をワンスモア!」だよ。それなら今日の観客に一番ウケた村上選手の演技こそ、ワンスモア、でしょうが。
世界選手権と四大陸選手権の代表が男子は羽生、高橋、無良、女子が真央、村上、鈴木の各選手と決まりました。ホスト国ということで上位3人をそのまま四大陸に持ってきたのかもしれませんが、小塚選手も町田選手も出ないとは。。。女子だって西野選手を四大陸に出してあげればいいのになあ。
※加藤利緒菜選手は軸が細くて高質のジャンプをしますね。まだ、滑って、跳んで、という感じですがこれから何とでもなるでしょう。小柄だけどフィギュア向きの良い体型をしていると思います。ところで、加藤選手は中野友加里さんにソックリね。
※今季はプレ五輪シーズンだから、四大陸にはトップスリーをそのまま出す方が良いとの判断もあるかな。ソチ五輪の枠取りが掛かる重要な世界選手権に向けて、四大陸で「確認」「調整」をする機会を与えようと。
2012.12.23 | | コメント(26) | トラックバック(0) | フィギュアスケート