これで私がご主人様

作:kurukuru さん


私は催眠術が得意なメイド、瞳。
今日のご主人様は最悪です。
朝から昼過ぎまで食事も休息もさせずに働かせっぱなし。
わざと家具を汚して私に掃除をさせたり、汚れが落ちてないと言ってテニスラケットで私のおしりを……
も〜う我慢できません!!
私の奥の手を見せてあげます。
「ご主人様、私の手を見てください。目をそらさずにじっと……」
「な、なによ……手を怪我したとでも……」

「じーっと見て。そう私の指の動きを目で追って……ほらもう目が指からはずせない!!」
「……」
「そーら、右に……左に……ゆれるゆれる……」
「私の目を見て……私のパワーを感じて……そう、そうよ、感じるでしょう……あなたは私のパワーに逆らえない」
「私はあなたのご主人様……私に尽くすことがあなたの喜び……あなたの幸せ」
「わかるわね……わかったら返事をなさい」
「……はい……ご主人様」

「さあご主人様の命令よ。この部屋を隅々まで綺麗になさい。チリ一つ残さないようにね」
「はい……ご主人様」
「お待ち。掃除機なんか使っては綺麗にはならないわ。あなたの……そう、あなたの舌を使って床を掃除なさい。床をなめて綺麗にするのよ」
「……」
「ご主人様の命令は絶対よ。こっちを向いて私をご覧なさい」
「私に尽くせばあなたはとっても幸せな気持ちになるの。そおら、とてもお掃除がやりたくなってきたでしょう」

……ぺろ……ぺろぺろ
「ほほほ、そう、そうよ。そうやって綺麗にするの。掃除が終わったら素敵なご褒美をあげるわ」
「あなたはこんな大きなお屋敷にたった一人で住んで……海外出張ばかりで忙しい旦那様に相手をしてもらえずに欲求不満になっていたのでしょう?」
「それでメイドに意地悪をして……」
……ぺろぺろ……ゴホッゴホッ!!
「掃除が終わったらシャワーを浴びて寝室へいらっしゃい。私がそれを解消してあげる……ふふふ」

……ぺろぺろ……ぺろぺろぺろ

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