採集法:タモ掬い 天候:くもり 同行者:石川先生、三田先生、K原さん、N村さん


起床し朝食を取ったあと、岡島先生の別荘の庭に記念樹を植えた。大きく育ってくれますように。ちなみに上の画像はその際に見つけた大きな虫コブである。

早速、去年の採集でタガメが採集できたというポイントへ向かう。しかしあまり用水路には水が流れていない。とりあえず掬ってみる。



孫太郎虫、シマアメンボ、ドジョウといったお馴染みの生き物は度々確認できるものの、肝心のタガメの姿がない。採集開始早々、一同冷や汗をかく。

いないと分かれば行動は早い。さっさと次のポイントへ向かう。

ここにも田んぼが広がっていて、用水路があちこちに流れている。この画像の大きな川に向かってチョロチョロ流れてくる淀んだ用水路がチェックポイントだ。

タガメはいないがモズクガニが見られた。大きすぎる。

つい私も食べてしまいたくなった(笑)

次のポイントへ着くと、ここで石川先生と別れることになった。石川先生、シンポジウムでのお話大変面白かったです。ポイントの案内もしていただきありがとうございました。

この沼でパンツ一丁になってタガメを探した。あまりにもいそうな環境だったので興奮してついK原さんを呼んでしまった(笑)。しかし私のタモには入らず、代わりにK原さんが奇声を発したかと思うとK原さんのタモには大きな♀のタガメが入っていた。追い込み漁といったところだろうか。

このままでは帰れないと焦りつつ次のポイントへ向かう。次のポイントはなんとS田さんの中学校近くの沼のようだった。ここで怪しいウィードの茂った場所にタモを突っ込むと、ついにタガメが入った。

その後さらにもう一頭を追加。三田先生も一頭タガメを得られたようだった。人生初タガメ。それにしても素晴らしいフォルムだ。こんなに重厚で貫禄のある姿をしているとは。

さらに次のポイントへ着くと、この画像の池ではないがすぐ近くの自然沼にて大量の水性昆虫を得ることができた。私がペアでタガメを追加し、K原さんが2♂を、N村さんも1♀を、三田先生も1♂を追加することができた。他にゲンゴロウ各種とミズカマキリ、タイコウチ、オオコオイムシ、マツモムシを採集。素晴らしいポイントである。途中、地元の方に「何を採ってるの?」と聞かれたので素直に答えると、なんとタガメを知らなかったのである。ちょうどいいときにタガメが採集できたので見せると、
「なんだ外灯に来てるヤツか」
そんな数が生息しているのか。やはり市貝という町は素晴らしい。この自然をずっと守っていくことが大切だと思う。絶対に守らないといけない。

帰りに三田先生に宇都宮餃子をおごって頂いてしまった。本当に美味かったし、ありがとうございました。本厚木には10時半前に着くことができ、なんとか御殿場線の終電に間に合った。






かなりの種類が揃った。



恐ろしくクールな姿形をされていらっしゃる。

結果:タガメ(Wahrheit×4、K原さん×3、N村さん×1、三田先生×2)
タイコウチ×1
ミズカマキリ×7
オオコオイムシ×5
ゲンゴロウ各種
マツモムシ×13