バスケスより、ノロが怖い!? WBA世界スーパーフェザー級王者、内山高志(ワタナベ)が23日、大みそかに行われる、暫定王者ブライアン・バスケス(コスタリカ)との王座統一戦に向けて、東京都内のジムで練習を公開した。報道陣はジムに入るなり、感染病予防のためのマスク着用を義務付けられる厳戒態勢だった。
ジム内では、インフルエンザウイルスの増殖を防ぐため、スタッフが神経質なくらいにスプレーで水を噴霧。渡辺均会長は「ちまたでは、ノロウイルスも、はやってるからねえ。ここまで来たら、相手どうのより、コンディション作りが一番、大事。うがい、手洗い、外食しない、人混みに行かない、と徹底させている」と強調。抗酸化作用と殺菌作用もあるプロポリスも服用、細心の注意を払っている。
7月の5度目の防衛戦は負傷引き分けで不完全燃焼に終わった内山は、6度目の防衛戦に向け「ばっちり仕上がっている。きつい練習をしてきたから、当日、リングに上がるのが楽しみ」とニヤリ。怖いのはウイルスだけか。感染さえ防げれば勝利はおのずとやって来る。 (竹下陽二)
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