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【格闘技】

CIMA ドラゲー制圧!

2012年12月24日 紙面から

◇ドラゴンゲート

コーナー最上段からのメテオラを鷹木に浴びせるCIMA

写真

▽23日▽福岡国際センター▽観衆7500人(超満員)

 CIMA(35)がオープン・ザ・ドリームゲート王座9度目の防衛に成功した。B×Bハルク(33)、鷹木信悟(31)の2人の挑戦を同時に受ける異例の3ウェー戦に臨み、それぞれメテオラ(両膝式ニードロップ)でフォール。昨年末に王者になって以来、これでドラゲー内すべての強力挑戦者たちを退けた。また、軍団抗争の象徴であるオープン・ザ・トライアングルゲート選手権は、ジミーズの堀口元気H・A・Gee・Mee!!(35)&斎藤“ジミー”了(34)&Mr.キューキュー・豊中ドルフィン(35)組がV2に成功。負ければユニット解散を迫られていたが、無事に年越しが決まった。

 ドラゲー完全制覇だ。昨年末の福岡大会でドリームゲート王者になったCIMAは、これまで防衛戦の相手には「CIMAロワイヤル」と銘打ったバトルロイヤルの勝者を指名してきた。そして、CIMA自身が挑戦にふさわしいと認めた中で残っていたのが、ハルクと鷹木。王者は2012年の総決算として、2人の挑戦を同時に受けた。

 ハルクと鷹木は、レスラーとして全盛期を迎えようとする年代。ヒールのハルク、剛腕ファイトの鷹木とタイプは異なるが、ともに自分の手で新しい時代を開こうともくろんでいる。そんな野心に燃える2人と同時に戦うことは、連戦で満身創痍(そうい)のCIMAにとって、大きな賭けでもあった。

 だが、この1年間団体を引っ張ってきた自負のある王者に、心配は無用だった。コーナー最上段から両膝を相手の胸元に落とすオリジナルの膝爆弾。王座奪取時から11月の8度目の防衛戦まですべてにフィニッシュとして使ってきた必殺技を、この日も完璧に決めた。

 試合後は「おまえらの新しい時代への扉は、こんな近くにはないはずや。俺が、もっともっと遠ざけてやる。そして、それを開けたとき、本当の新しい時代を築け」と、次期エースたちにエール。そのまま雪がちらつく屋外に飛び出し、拡声器を持って観客に「来年も見ていてくれ!」とアピールした。CIMA時代は2013年も続く。(大西洋和)

 

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