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灯油の在庫量減少で輸入増やす対応12月24日 11時27分
本格的な冬を迎え、暖房用の灯油の出荷が伸びて例年よりも在庫量が減少していることから、石油元売り各社は輸入を増やすなどの対応を進めています。
石油元売り各社で作る石油連盟のまとめによりますと、国内の事業者が保有する灯油の在庫量は今月15日時点で254万キロリットルで、この時期としては過去5年間で最低の水準となっています。
これは、先月から今月にかけ全国的に冷え込む日が多くなって暖房用の灯油の出荷が急激に増えたためで、関係者によりますと、出荷量は去年の同じ時期に比べ、20%から30%程度伸びたということです。
このため、「出光興産」は需要の増加に備えて、あらかじめ韓国で保管していた灯油を今月から国内に輸入し始めたほか、「JX日鉱日石エネルギー」も日本海側にある5つの拠点を初めて灯油の受け入れに活用し韓国からの輸入を拡大しているということです。
灯油は、例年、寒さが一段と厳しくなる1月から2月にかけて出荷が伸びることから、元売り各社は、今後、生産を増やすなど、対応を強化することにしています。
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