bd22e5d5-s痴漢(強制わいせつ)で逮捕された森本健成NHKアナが,不起訴になりました。いったいなぜ不起訴なのか。考えてみたいと思います。

なぜ酔った女性を口説くのは「非常に危険」なのか?

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NHK森本アナを不起訴に - 事件・事故ニュース : nikkansports.com

『東京地検は10日までに、電車内で20代の女性の胸を触ったとして強制わいせつ容疑で逮捕されたNHKの森本健成専任アナウンサー(47)を不起訴処分とした。処分は7日付。』

先日、こちらのブログでも、森本アナの痴漢逮捕について取りあげ議論を呼びました

不当逮捕と疑う声が多い中で、今回の不起訴は、注目を集めているだろうと思います。

これまでの報道をチェックした中で言えることは、森本アナは痴漢をしたという事実を認めていないことです。「認めていたとみられる」という報道はありましたが、これは憶測のニュアンスがこめられた報道ですね。

また、下半身を触ったという報道もありましたが、警察はこれを否定していました。

その後NHKが記者会見をしましたが、この会見でも、別段上記のことを覆す情報は出ませんでした。

また、現場で、森本アナを取り押さえた人物がツイッターで発言して話題になっていましたが、ツイートの内容を見る限り、彼は、森本アナが直接強制わいせつをしていた現場を目撃した、という発言はしていませんでした。声を聞いて取り押さえた、という内容でしかありませんでした。つまり、僕が知る限り証言者が、 当人以外いないということになります(実際に目撃した人はいるかも知れませんが、いないかもしれない、としか言えないわけです)

これらが、この森本アナの逮捕後に、明らかになっている事実です。

さて報道に戻りましょう。

『 現時点で被害者に処罰意思がないことを考慮したとみられる。NHKは処分について「今後手続きを進めていく」としている。』

被害者に処罰意志がない、という報道ですね。

強制わいせつで突き出したものの、その後、処罰意志がなくなった、という変化があったというふうに受け止められると思います。

実際に強制わいせつがあったかどうかは、第三者の僕にはわかりませんが、わからない上で、今回の訴えの取下げについて考えると、次のような可能性があります。

この報道の裏側について考えると、こうなります。

  1. 被害者が注目されすぎて、自ら訴えを取り下げた、可能性
  2. 訴えを取り下げるように、森本アナ側が交渉した、可能性
  3. 処罰できる証拠が揃わずに、訴えを取り下げるしかなかった、可能性

このような具合に、訴えを取り下げた時に、考えられる理由は1つではないわけです。

『 森本アナは11月14日夜、東京の東急田園都市線渋谷-二子玉川間を走行中の急行電車内で女性の下着の中に手を入れ、胸を触った疑いで警視庁に現行犯逮捕された。

 地検は「逃亡の恐れがない」として16日に処分保留で釈放し、任意で捜査していた。 [2012年12月10日21時15分]』

強制わいせつは刑法で定められた犯罪です(痴漢は刑法ではなく、「迷惑行為防止条例」に抵触)

証拠や証言が第三者から提供されれば、起訴する要件は満たすのではないか。

起訴を被害者側が見送るということは、起訴に必要な程度の証拠が揃っていなかった可能性があるという受け取り方もできます。

結局、現段階では、僕のような第三者の立場からは、森本アナが実際に痴漢をしたかどうかわからない、あいまいな幕引きが行われていることしか把握できないでいます。

国家は「有罪(えんざい)」をこうして創る

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